頭痛

日本人に3人に1人は「頭痛持ち」と呼ばれています。
そこで今回は、一般的な頭痛である「偏頭痛」と「緊張性頭痛」について予防法・原因・対処法方を解説します。

1.偏頭痛

(1)偏頭痛とは

偏頭痛とは、血流が急に良くなって血管が膨張したとき、顔面の痛みを司る「三叉神経」を刺激して、その刺激で発生した炎症物質が、さらに血管を拡張して「偏頭痛」を起こします。
主にこめかみの位置が多いのですが、血管がドクンドクンと脈打つようなリズムで痛みが発生し、「頭がガンガンする」というのは偏頭痛です。
日常生活に支障をきたしやすく、頷いたり頭を動かすだけでも痛みが増し、酷くなると吐き気・嘔吐・下痢といった症状も起こします。
また、光や音、匂いといった、ちょっとした変化に敏感になり、痛みに影響を及ぼすのも特徴です。
偏頭痛は発作的な痛みですが、1日数時間の痛みが2~3日続くこともあり、長い人は、1ヶ月に数回、1週間に1度といったふうに周期的に痛みに襲われる人もいます。

(2)予防法

精神的にストレスが多い人は、偏頭痛になりやすいともいわれています。
脳がストレスと判断するものは、精神的なものばかりではなく、肉体的な苦痛も脳にとっては同じく「ストレス」です。
ですから、過度なダイエットや疲労、寝不足、過度な筋肉痛のような痛みも過度なストレスとなり、偏頭痛を誘発します。
また、偏頭痛には、人によって偏頭痛が起りやすい環境というものがあります。
偏頭痛に悩まされている人は、どんなときに偏頭痛に襲われたのか、その日付とその時の状況を記録しておくことをお勧めします。
その記録を持って医師に相談すると、どういうときに偏頭痛が起りやすく、何が偏頭痛の引き金になっているのかといった、偏頭痛の原因の特定がしやすくなるからです。
また、頭痛を誘発するといわれる飲食物もありますので、頭痛に襲われたときに食べていたものなども記録するのがお勧めです。
ちなみに、チョコレートやチーズ、ハム、ヨーグルト、赤ワイン等を食べ過ぎると偏頭痛になりやすいともいわれています。
心当たりのある人は、控えるだけで偏頭痛防止になることもありますので、試してみてはいかがでしょう。

(3)対処法

偏頭痛の原因は血管拡張ですから、血管を収縮させるために温めるよりも冷やすのが効果的です。
反対に身体を温めると、ますます血管を拡張させ、痛みが激しくなることもあります。
また、偏頭痛が激しいときは、光や音等の周囲の環境に敏感になっていますので、できるだけ暗く静かな場所で横になって安静にしていることをお勧めします。
さらに、コーヒーを飲むと偏頭痛が治まるという話を聞いたことがある人も多いと思います。
これは、カフェインが血管を収縮させる作用があるので、痛みが治まる効果があります。
他にもカフェインが含まれている緑茶や紅茶も効果的です。
しかし、あまりカフェインに頼りすぎていて、飲み過ぎると効果が薄れるだけで無く、偏頭痛を誘発してしまうこともありますので気をつけましょう。
同じように、痛み止めも飲み過ぎてしまうと、効果が薄れてしまうこともあります。

2.緊張型頭痛

緊張型頭痛の原因は、肩や首の筋肉の緊張や側頭部の筋肉の緊張が原因で、血流が悪くなってしまいます。
それが原因で血管内に老廃物がたまって血管が膨らみ、その周囲の神経が刺激されて痛みを引き起こしています。
緊張型頭痛は、頭が締め付けられるような、後頭部の脳みそが縮こまってしまったかのような、なんともしれない鈍い痛みです。
ですから、偏頭痛のように日常生活に支障をきたすほど激しい痛みでは無いので、我慢して慢性的になりやすく、不快感が続くことがあります。
緊張型頭痛に悩む人は、日常的にストレス過多な人、デスクワーク等で同じ姿勢を長時間続けている人、姿勢の悪い人、パソコンやスマホを長時間見続けている人に起りやすい症状です。

(1)緊張型頭痛とは?

緊張型頭痛の原因は、肩や首の筋肉の緊張や側頭部の筋肉の緊張が原因で、血流が悪くなってしまいます。
それが原因で血管内に老廃物がたまって血管が膨らみ、その周囲の神経が刺激されて痛みを引き起こしています。
緊張型頭痛は、頭が締め付けられるような、後頭部の脳みそが縮こまってしまったかのような、なんともしれない鈍い痛みです。
ですから、偏頭痛のように日常生活に支障をきたすほど激しい痛みでは無いので、我慢して慢性的になりやすく、不快感が続くことがあります。
緊張型頭痛に悩む人は、日常的にストレス過多な人、デスクワーク等で同じ姿勢を長時間続けている人、姿勢の悪い人、パソコンやスマホを長時間見続けている人に起りやすい症状です。

(2)予防法

緊張型頭痛は、ストレスや筋肉のコリが原因で生じる血流の悪さから起る頭痛ですから、ストレスを解消してリラックスすると血行が良くなって、緊張型頭痛も解消されます。
とくに、同じ姿勢を長時間続けている人は、時々肩や股関節といった大きな関節を動かすようなストレッチや、大きな動きや伸びをするだけでも頭痛解消に役立ちます。
また、首を回したり両肩を上げてストンと落とすような、肩や首のコリをほぐすストレッチを定期的に行うと、緊張型頭痛の予防になります。
他にも、枕の高さがあっていないために、寝ている間に首が緊張して、緊張性頭痛を引き起こしてしまうこともあります。
朝起きて、寝違えていたり、首に力が入っていたりするような事が多い人は、枕の検討をしてみることをお勧めします。

(3)対処法

緊張によって血流が悪くなるのが緊張性頭痛の原因なのですから、身体を温めたり、筋肉がほぐれてリラックスできれば痛みが緩和するのです。
ですから、ストレス過多の人はストレス解消に心がけましょう。
姿勢が悪かったり同じ姿勢で肩や首のコリが生じている人は、ストレッチをしたり、お風呂に入ったり、温かいタオルをあてたりして、温めることで血流を良くするのが効果的です。
先に紹介した身体の大きな関節を動かす大きな動きや深呼吸や首や肩のストレッチも効果的です。

まとめ

頭痛が長く続く人は、医師に相談することをお勧めします。
たかが頭痛と軽く見ていても、深刻な病気のひとつの症状だったり、心の病のひとつの症状だったりすることもあります。
そのような場合は、早期治療が何よりも効果的です。
心の病の場合は、偏頭痛と緊張性頭痛の両方に悩まされることもありますので、このような状態に陥ったときは、心療内科の医師にいち早く相談することをお勧めします。
頭痛外来でも心療内科でも、医師の診察を受けるときは、頭痛が起るときの症状を整理して記録したメモ、頭痛が起きたときの状況、いつもの頭痛の対処法、頭痛の時に起る症状等を記録したメモを持っていくと、症状の特定が早く、医師の診断もスムーズです。