インフルエンザ

インフルエンザの予防については、予防接種やマスク、手洗い・うがい等、広く知られています。
しかし、インフルエンザについて、あなたはどのくらいご存じですか?
そこでこの記事では、インフルエンザについて、少し詳しく解説しましょう。

1.インフルエンザの潜伏期間

インフルエンザもいきなりかかる、というわけではありません。
かぜと同じように潜伏期間というものがあります。一般的に1~2日、早い人は24時間といわれています。しかし、これも個人差があって、4~5日と長めの潜伏期間がある人もいます。
ですから、インフルエンザにかかって学校や会社をお休みしている人にも症状が出ない潜伏期間があります。
また、インフルエンザによっては、症状の軽く、熱があっても気付いていなかったり、高熱が出ないこともあるので、知らない間に、飛沫感染で、インフルエンザウイルスを体内に吸い込んでいる可能性もあるのです。
ですから、インフルエンザが流行しはじめたら、どこにインフルエンザウイルスを持った人がいるかわからないので、予防のためにも、予防接種を受け、マスクをして手洗い・うがいを徹底することをお勧めします。
インフルエンザの予防接種は、通常流行期の2ヶ月ほど前に摂取するのが効果的だといわれていて、通常11~12月の摂取がお勧めです。
インフルエンザワクチンの効果は、その摂取後10日以降1ヶ月くらいの間がピークだといわれています。その後、徐々に効果は薄れていきますので、インフルエンザウイルスの予防として効果を発揮するのは、一般的に4ヶ月ほどだといわれています。
そのため、昨年のようにインフルエンザの流行時期が遅くて3月以降となってしまうと、11月に摂取した人は、4ヶ月後の2月末には効果が薄れてしまうので、予防接種をしてもインフルエンザにかかってしまう人が出始めるのです。
昨今の温暖化で、インフルエンザの流行時期は1月~2月とは限らなくなってしまいました。気温と見比べて、予防接種の時期は、かかりつけの医師に相談すると良いでしょう。
早めに予防接種をした人は、2回目の予防接種が必要な場合もあります。

2.インフルエンザの症状

インフルエンザの潜伏期間が過ぎて発病すると、激しい悪寒とともに、一気に38~40度近い高熱に襲われます。
インフルエンザの症状は、かぜ菌とは比べものにならないほど強烈です。
だから、そのウイルスと白血球等の免疫細胞が激しい戦いをするので、高熱が出るのです。
他にも、高熱によって起る激しい頭痛、乾いた咳、鼻水、黄色い痰、全身の倦怠感や痛み、筋肉痛、関節の痛み、食欲不振等の全身にわたる強い症状が起ります。
免疫細胞がインフルエンザウイルスに猛攻を続け、インフルエンザウイルスを征圧するのに、3日ほどかかるといわれています。
インフルエンザウイルスを征圧してしまうと高熱が治まります。
高熱がひいて、徐々に回復に向かい始めると、戦いの後遺症のように身体のふしぶしの痛みや、鼻水や痰の症状が目立ってきます。
鼻水の色が黄色から透明になって、痰の色も黄色から白、そして量も少なく透明になっていくと、治ってきた証拠です。
ふしぶしの痛みや倦怠感もいつの間にか消えていくでしょう。
5日もすれば元気になりますが、まだまだ体内にウイルスは潜んでいますので、飛沫感染の可能性がありますので、医師の外出許可が出るまで外出を控えなければなりません。
とくに同じ屋根の下で一緒に暮らす家族は、患者を隔離して、食事も別室でとり、うつらないよう気をつける必要があります。
新型インフルエンザの症状は、下痢や嘔吐の消化器系の症状も出ます。
また、新型インフルエンザは、季節性の一般のインフルエンザの予防接種では効果がない場合もありますので、医師に相談しましょう。

3.インフルエンザの治療

インフルエンザの治療は、症状の原因菌がインフルエンザウイルスだと確定したら、鼻腔から抗インフルエンザウイルスを注入するだけです。後は、解熱剤や痛み止め等の症状を緩和する薬を処方されるだけです。
通常、抗ウイルス剤の投与の後は自然治癒力に任せれば1週間で完治です。
高熱なので、解熱剤を飲む度に大量の汗をかきますので、汗が出たら拭いて着替えて身体を冷やさないようにしましょう。
また、汗をかくので水分をたくさんとって、身体を温かくして、どんなに食欲が低下しても、栄養がある消化の良い食べ物をとって、体力の低下を防ぐ必要があります。インフルエンザウイルスと戦うには、体力が必要なのです。
また、滅多にないことですが、15歳以下の年齢の子供は、インフルエンザ脳炎を併発することもあります。
インフルエンザ脳症の神経症状は以下のような様々な症状があります。
目立った症状としては、目の焦点が合わない等の意識障害や異常行動、痙攣等の症状があります。気付きにくい症状として、突然怒り出したり、恐怖で泣き出したり、歌い出したりといった、感情的な症状もあります。
または、ろれつが回らない、幻覚や幻聴、耳が痛い、めまい等は、高熱だからかと見逃してしまうこともありますので気をつけなければなりません。
インフルエンザの点鼻薬をした後に、いつもと違う様子が現れたら、すぐに医師に相談しましょう。

4.インフルエンザウイルスの特徴を知ろう

インフルエンザウイルスにとっては、低温・乾燥状態は非常に快適な環境です。
反対に、室内の気温が20度以上で、湿度が55%以上だとインフルエンザウイルスは死滅しています。
インフルエンザウイルスは高温多湿が苦手で死滅しやすいのですが、下手に湿度を上げすぎると、今度はカビが喜ぶ環境に。カビの胞子を吸い込むことでも、気管支系の様々な病気を引き起こす可能性も高まるので湿度の管理も怠ってはいけません。
カビやさまざまな細菌やインフルエンザウイルスが最も嫌がる環境は、室温20~22度、湿度50~55%の環境です。
この環境では、ウイルスの生存率が3%程度に落ち込むというデータもあります。寒い時期にエアコンでお部屋を快適にすると、湿度が低くなりすぎるので、洗濯物を部屋干したり、加湿器を置いたりするのも効果的です。細菌では、加湿器・除湿器が一緒になった電化製品で「おまかせ」にしてお部屋の湿度をキープするのもお勧めです。
さらに、床に落ちた死滅したウイルスの除去のために、フローリングでは拭き掃除、絨毯は掃除機や粘着テープのコロコロが効果的です。

まとめ

いかがでしたか?
病気の予防には、知識が重要です。
そして、病気になったらすぐに医師に相談しましょう。
とくにインフルエンザは、市販の風邪薬で対処できないし、インフルエンザと知らずに出歩いていては、感染力も強いので、周囲にも迷惑をかけてしまいます。予防接種をしてもインフルエンザにかかる人もいますので、インフルエンザにかからないためにも、インフルエンザウイルスの特徴を知って、普段から予防するよう心がけましょう。
手洗い・うがいが重要ですが、唾は10秒もすれば飲み込んでしまいこんでしまいますので、うがいはしないよりもした方が効果的程度だと思いましょう。
喉からのウイルス侵入を防ぐには、うがいよりもマスク着用の方が効果的です。しかし、手洗いやアルコール除菌を徹底すれば、手からのウイルス感染は予防できます。
インフルエンザの季節は、手洗いを徹底して、外出時にはマスク着用を心がけるようにしましょう。