市販薬と医科向けの薬の違い

ドラッグストアで販売している市販薬と病院で処方される医療用のお薬について本日は少しお話してみますね。

最近では、医療用と全く同一成分の市販薬(ロキソニンなど)も増えてきたのですが、基本に立ち返って比べてみますと、
とてもわかりやすいように思います。

まず。。。
だれがその薬を選ぶか?ということですが、病院の薬は医師が患者さんを診察の上必要な薬剤を処方します。
市販薬は、もしかしなくても。。。ほとんどの場合、お客様ご本人が選択して買い物をしますよね。

おわかりだと思いますが、すでにこの段階で全然、違いますよね。
医師(医療のプロ)が特定の病気に対して必要な検査を行い、最終的にその人だけのためにベストな薬を必要量処方するわけです。

でも、市販薬の場合は、自己判断で選択服用する場合が多いですよね。

これだけでも、どちらの薬がよく効きますか?と聞かれてもすでに別物であることがわかります。

多くの市販薬は、いろんな症状に効果があるように作られている場合が多いように思います。

例えば、胃腸薬であれば、むかつき、胃痛、食欲不振。。。など、多くの症状に効果があるように製造されてる場合が多いです。
言い方は悪いですが。。。どなたにでも一定の効果が得られるように、かつできるだけ安全に作られているのです。

各成分量も安全性を考慮して配合されてますから、医療用と比べて少ないことも多いです。

じゃあ・・・市販薬は効かないのか?と聞かれると、そんなことはありません。あくまでも、初期症状を緩和・治療するものが多いので、
病気の進行ステージが違う?と表現すべきなんでしょうかね。

私も日々、雑用に追われて、お客様と向き合えてないのですが、やはり、市販薬でも一定の説明をしてくれる専門家がいるところで、
買い物すべきですよね。

法律で決まってますから、滋養強壮剤(元気になる薬)など、どの商品も同じ効能効果しか記載されていません。
それでも、ず~っと箱の裏面を見てるお客様をみかけますけど。。。そっと見守っています。。。。(´・ω・`)

また、このお話は後日、もう少しつっこんで取り上げたいと思います。お楽しみに!

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香川県観音寺市の創業100年になる福田薬局の三代目薬剤師。 ドラッグストア業界に30年従事、チェーンドラッグと日々戦い続ける毎日をおくる。2013年よりEC事業にも本格参入。2店舗の実店舗と7店舗のネットショップを運営。 ランチェスター戦略が大好きなミドルエイジ!