肩こりがひどくてひどくて、常に肩をトントン叩きながらパソコンに向かっている私です。
いくらトントンしても肩こりが治らないときは諦めてお気に入りの湿布薬を貼っています。貼るとすぐに重かった肩がすーっと軽くなってあっという間に楽になるんですよね。でも、私が昔まだ学生で薬の知識が何もなかったころに、安いという理由だけで買った湿布薬は貼ってもなかなか痛みが取れませんでした。今思えばあのとき買った湿布薬じゃそんなに効果が出ないよなって分かるんですけどね。このように市販のお薬にも「効き目の強いお薬」と「そこまで強くないお薬」のように種類がたくさんあるんですね。ということで、ここでは肩こりにお悩みのあなたも自分にぴったりのお薬を選べるように市販薬の選び方やおすすめの商品をご紹介していきます。
なぜ肩はこるの?肩こりが起こる原因とは
肩こりを改善するためにはまず、肩こりの原因を知ることが大切です。市販薬でも確かに肩こりの痛みを抑えることは可能なのですが、実はこれ、一時的に痛みを止めているだけ。根本的な肩こりの解決にはなりません。そこでまずは肩こりが起こる原因を把握して、肩こりが起きないようにする工夫も大切です。
ずっと同じ姿勢でいるため
同じ格好で本を読んだりスマートフォンをいじったりパソコンを見たり。そう、まさに私が日頃しているようなことを続けていると肩こりが起こりやすくなりますずっと同じ姿勢でいると肩周りの筋肉に負担がかかってしまうためです。
ただでさえ5kg近くもある頭を支えている肩にさらに負担をかけてしまうことになるので、肩周りの筋肉が一気に疲れてしまうんですね。重い荷物を長時間持っているときなんかも肩こりが起きますが、これも筋肉に負担がかかっていることが原因です。
運動不足によって筋力が低下している
きれいな姿勢を保つのも、頭を支えるのも筋肉の働きのおかげです。日ごろからデスクワークが多かったり、運動量がたりていなかったりする方は肩周りの筋肉の力が落ちている可能性があります。筋力が低下するといつもとはちょっと違うイスに座ったり、長時間歩いたりするだけで肩こりが起きることがあります。
目の疲れがたまっている
目と肩がどう関係あるの?と思うかもしれませんが、目に疲れがたまると肩こりを引きおこすことがあります。パソコンやスマートフォンの使いすぎなどにより目に負担がかかると目の周りの筋肉に疲れがたまっていきます。この疲れが肩にまで及んでしまうんですね。
体が冷えて血行が悪くなっている
体の冷えも肩こりの大敵です。体が冷えた状態が続くと血液の流れが悪くなります。そうすると筋肉に十分な血液が巡らなくなるためこり固まって痛みを生じてしまうのです。
すぐにできる!肩こりを楽にする方法
まずは肩こりをほぐすために、ストレッチをすると良いですよ。私も定期的に肩こり対策でやっています。
首を左右に倒す
これはイスに座ったままでもできますよ。整骨院の方に教えてもらったストレッチの方法です。右の肩が痛かったら首を左に、左の肩が痛かったら首を右にぐいーっと傾けます。痛くない程度にやってくださいね。首から肩にかけての筋肉が伸びているのを実感できるはずです。これを気が向いたときにちょこちょこするだけでもだいぶ肩こりが楽になります。
肩甲骨を動かす
肩甲骨の周りにある筋肉が肩こりと大きく関係しています。そのため肩甲骨を動かすストレッチをするのも肩こりに有効です。このストレッチ方法も私が良く通っていた整骨院の方に教えていただきました。
①手のひら同士を合わせてそのまま頭の上でまっすぐ腕を伸ばします。
②手のひらを合わせたまま伸ばした腕を頭の後ろに下ろしていきます。
③これ以上、腕が下りないところまで下ろしたら手のひらを離して大きく胸を張りながら腕をそのまま下まで下ろします。
肩甲骨がゴリゴリと動いているのが分かればOKです。1分間だけでもこのストレッチをすると肩こりがかなり楽になります。腕を動かせる状況であればこちらのストレッチの方がおすすめです。
肩こりの効果的な市販薬の選び方
ストレッチをしてもなお痛みが取れないことがどうしてもあります。こりにこり固まってお仕事が進まないからとにかく速く痛みを取りたいという方もいるでしょう。そんなときはお薬の力を借りてみましょう。湿布薬から飲み薬、ビタミン剤と肩こりに効くお薬がたくさんあるのでご紹介していきますね。
肩こりに効果的な湿布薬
湿布薬には温かい湿布と冷たい湿布とがあります。どうやって使い分けたら良いのか頻繁に質問されるのでまずこの疑問にお答えしますね。
・温かい湿布
体が冷えて痛みが出る場合や、痛みが慢性的に続く場合は温かい湿布がおすすめです。患部を温めながら痛みを取ってくれます。
・冷たい湿布
ここ最近急に痛みが出だした場合、痛みのある場所が熱を持っている場合は冷たい湿布がおすすめです。体が持っている熱を冷ましながら痛みを取ってくれます。
こちらは効き目が強めの温かい湿布薬です。フェルビナクがしっかりと痛みを取りながら患部を温めることで血流を良くし、痛みを改善します。テープのタイプの湿布薬なのではがれにくく使いやすいのもポイントです。
新ホルキスホットも温かい湿布薬ですね。先に紹介したオムニードFB温プラスターよりかは効き目がマイルドなタイプです。そこまで肩こりはつらくないけど冷えが気になる方やちょっとした肩こりに使いたいかたはこちらをどうぞ。ぷにぷにとしったパップのタイプの湿布薬ですよ。
私が良く使っているのはこれですね。市販の湿布薬の中でも1番効き目が良いといっても過言ではありません。ジクロフェナクナトリウムはとっても強力に痛みを止めてくれるので肩こりが痛くてとにかく速く痛みを止めたい方におすすめです。1回貼るだけで24時間効果が持続するので貼りなおしもいらずに楽チンです。湿布薬特有のあのニオイも気になりません。
貼り薬だけでなく塗り薬もありますよ。湿布がはがれるのが気になる方、貼り薬で肌荒れを起こしやすい方は塗り薬を使ってみてください。こちらは1日に3回~4回くらいを目安に使ってくださいね。貼り薬のはがれやすい関節の部分に使う場合もこのパスタイムZSクリームがおすすめです。
【第3類医薬品】
昔ながらの湿布薬のニオイがするのが好きだ!という方はこのホルキスS冷感がいいですよ。先に紹介したパスタイムZXよりも効果は弱めですが家に常備薬として置いておきたい方などに人気の商品です。
肩こりにおすすめの飲み薬
肩こりに使える飲み薬には大きく3種類あります。一般的な痛み止めとビタミン剤、そして肩こり専用の筋肉の緊張を取ってあげる飲み薬の3つです。
痛み止めで私が1番好きなのはこのリングルアイビーですね。効き目が速くて効果が高いというのもお気に入りの理由の1つですが、1番の理由はカフェインが入っていないというところ。私はどうもカフェインが体に合わない体質のようでコーヒーやお茶が飲めないのです。市販の痛み止めってけっこうな確立でカフェインが入っているのでなかなか飲めるお薬がないんですよね。
湿布薬と痛み止めを基本的には併用OKですがパスタイムZXのようにジクロフェナクナトリウムを主成分とする湿布薬とは併用ができないので注意してくださいね!
ベリックス・ネオは肩こりに効くビタミン剤です。ビタミンB1が筋肉の疲れを取り、ビタミン2が血流を良くしたり、筋肉の働きを改善したりします。またビタミンB12が筋肉や神経の血行を良くして痛んでいる部分を修復してれくます。
・湿布薬を使ってもそのときだけしか痛みが治まらない。
・日ごろの生活で肩こりの対策をしたい。
という方におすすめです。ちなみに肩こりだけでなく、腰痛や目の疲れにも効きめがありますよ。目の疲れも肩こりにつながるのでぜひ日ごろから飲んでおきたいビタミン剤です。
ちなみに他の湿布薬や痛み止めの飲み薬との併用はOKです。ちなみに私はこれ、毎日飲んでます。胃が弱くても飲める肩こり対策のお薬なので重宝しています
最後にご紹介するのはこのコリホグス。“筋肉弛緩成分配合”と書いてある通り、筋肉にぎゅっと力が入って負担がかかっている状態をほぐしてくれる飲み薬です。ちょっと眠気が出やすいところがありますが、指名買いされる方が多いお薬ですよ。筋肉をほぐす成分だけでなく、痛み止めの成分も入っていますので他の痛み止めの飲み薬とは併用しないでくださいね。パスタイムZXのようにジクロフェナクナトリウムを含む湿布薬も一緒には使えませんのでご注意。
肩こりに使える市販薬で良くある質問
肩こりは日本人の多くが抱えている悩みなのもあり、お店でも「どれが1番効くの?」と良く質問をされます。ここでは良く聞かれる質問についてお答えしますね。
湿布薬の成分の違いは何?
インドメタシンン?フェルビナク?なんかいろんな成分があるみたいだけどどれが強いの?という疑問、良く頂きます。
一般的には
ジクロフェナクナトリウム>フェルビナク>インドメタシン>サリチル酸メチル
という順で効果が高いです。ちなみにジクロフェナクナトリウムの貼り薬だけは1日に1回だけの使用でOKです。他の成分のものに関しては1日に何回か貼り直す必要があります。
私が学生のときに買って効かない!と言っていた湿布薬の成分はサリチル酸メチルが入っていたものでした。ゴリゴリに固まった私の肩の痛みには対処しきれなかったようです。
温湿布と冷湿布の違いは?
- 温かい湿布
・痛みが慢性的に続いている方
・体が冷えると痛みが増す方
- 冷たい湿布
・患部が熱を持っている方
・急に痛みが出てきた方
ざっとした使い分けはこのような感じです。あんまり難しく考えなくて大丈夫ですよ。どちらを使えばいいのか迷ったときは貼ってみて気持ち良い方を選らんでください。
肩こりを治せる市販薬はどれ?
湿布薬も痛み止めも肩こりを治すお薬ではありません。痛みを一時的に治してあげるお薬です。湿布を貼るだけ、飲み薬を飲むだけでは根本的に治すことは残念ながらできません。
でも、肩こりしにくい体を作ることは可能ですよ。ベリックス・ネオのようなビタミン剤はまさにそうです。2ヶ月くらい飲み続けると効果を実感しやすいです。日ごろのストレッチも肩こりの予防にとっても効果的です。
肩こりがしないようにストレッチやビタミン剤の服用を続け、どうしても肩こりがひどいときに湿布薬や痛み止めを使うのが肩こりとの正しい付き合い方ですよ。
まとめ
肩こりに効くお薬って言われると湿布薬のイメージが強いですけど、ビタミン剤や飲み薬もあるんですよ。私は胃が弱い方なのでお薬をあまり使わなくていいように毎日ストレッチを欠かさずやっています。それだけで肩こりが起きる頻度はかなり減りました。つらい肩こりをどうにかしたいと思っているあなたも、ぜひ最初はストレッチを!そしてどうしてもすぐに痛みを取って楽になりたいというときはお薬の力を借りてみてください。湿布薬にも温かいものや冷たいものと種類がいろいろとあるのでご自分にあったものを選んでくださいね。
三雲 理麻
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