冬が終わり、少しずつ暖かくなってくるとだんだんと足がムズムズ…。そう、水虫の季節がやってきます。温度が高く湿気の多い場所で繁殖しやすい水虫は特に梅雨の時期になると一気に勢力を拡大していきます。そんな水虫も本来なら症状に合わせた治療薬を選ぶべきなのですが、いかんせん相手は水虫。なかなか周りに相談しにくいものです。そこで今回は、ちょっと聞きにくいけど本当は重要な症状別に合わせた水虫の治療薬をご紹介していきます。
足にできる水虫の症状は3パターンある
①カサカサしている水虫
特にかかとの辺りがガサガサになります。勢いよくストッキングを履くとかかとに引っかかって伝線してしまうことも。角質が分厚くなって皮がむけ、カサカサ、ザラザラした感じになってしまうのです。水虫に特有の痒みの症状が出ないため、ぱっと見ただけでは水虫だと分からない場合も多いです。
②ジュクジュクしている水虫
指と指の間にできる水虫はジュクジュクしたものが多いですね。
最初は指の間が白くふやけたような感じになり、次にぺろっと皮がむけ、むけた皮膚の下からはジュクジュクした患部が出てきます。痒みもかなり強く、臭いも出やすいのが特徴です。
③爪にできる水虫
水虫の原因菌である白癬菌が爪に感染することで起きます。爪が白くガサガサになり、厚みも増します。爪に治療薬が浸透するのに時間がかかるため、治療が終わるまでに早くても半年はかかってしまいます。爪水虫の治療薬は残念ながら市販にはないので、治療する場合は病院でお薬を処方してもらわないといけません。
症状別のおすすめ治療薬
①カサカサ水虫におすすめの治療薬
カサカサ水虫には一般的に“液体タイプ”の治療薬がおすすめです。
治療効果の高い有効成分のテルビナフィン塩酸塩が優れた殺菌効果を発揮するため水虫の原因菌をどんどんやっつけていきます。また、角質を柔らかくする尿素も配合されているので、カサカサな皮膚を柔らかくしながらしっかりと治療していくことができます。カサカサ水虫にぴったりの治療薬です。
②ジュクジュク水虫におすすめの治療薬
ジュクジュク水虫には“クリームタイプ”の治療薬がおすすめです。ジュクジュク水虫に液体タイプのものを使ってしまうと含まれているアルコールによって沁みてしまうんです。また、クリームタイプはお薬が余分な水分を吸収してくれる働きもあるのでジュクジュク水虫に適しているんですよ。
こちらも同様に有効成分のテルビナフィン塩酸塩が配合されているので効果は抜群です。そしてなんと、強力な痒み止め、リドカインも配合されています。ジュクジュク水虫はしつこい痒みが出やすいので、痒み止め成分の入っているお薬を選ぶと楽になれますよ。
③番外編
先ほど、爪水虫専用の市販薬はないと言いましたが、「爪のキワ」専用の治療薬でしたらあるので、キワにできた水虫でお困りの方はこちらを参考にしてみてください。
爪のキワのデコボコしたところにも塗りやすいように容器が工夫されているので細かいところにも塗りやすいんです。成分も効果の強いテルビナフィン塩酸塩、強力な痒み止めのリドカインが配合されているので効き目もばっちりです。
カサカサがジュクジュクか迷ったら?
カサカサもしているけど、赤みがあってジュクジュクしているところもあるからどっちなのか判断できない。なんてこともあるでしょう。液体タイプを選べば良いのかクリームタイプを選べば良いのか迷いますよね。そんなときは“クリームタイプ”がおすすめですよ。液体はジュクジュクには使えないものの、クリームだと実はジュクジュクとカサカサのどちらにも使えるんです。迷ったときはどっちに転んでも対応できるクリームタイプを選んでみてください。
三雲 理麻
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