防風通聖散はどのような漢方薬?やっぱりおすすめはアンラビリゴールド!

防風通聖散はどのような漢方薬?やっぱりおすすめはアンラビリゴールド!

当サイトでも度々取り上げている防風通聖散のアンラビリゴールドですが、今回は改めてその基本的な効能や肥満に効く仕組みをご紹介します。防風通聖散は効き目のある肥満薬ですが、副作用もあるのでしっかり服用すべき対象かどうか確認することが大切です。

そもそも防風通聖散とは

防風通聖散はいわゆる肥満薬・痩せ薬の一種です。漢方薬には防風通聖散以外にも肥満薬・痩せ薬に分類されるものはいくつか存在します。

防風通聖散は内臓脂肪を減らす効果があります。外見でいうとお腹がぽっこり出ているいわゆるメタボリック体型の人が対象です。よく働きドカ食いバカ飲みをする、働き盛りの中年サラリーマンをイメージするといいでしょう。堅太りと考えてもいいかもしれません。

漢方では実証・虚証という考え方があります。体外からの影響で生じる症状を実証、体内から失われることで生じる症状を虚証といいます。

メタボ体型、堅太りの方は体外から過剰な栄養やエネルギーをガンガン吸収していることによって、肥満症になっています。ですのでこれは実証です。防風通聖散は実証による肥満症を治療する漢方薬なのです。

防風通聖散で痩せる仕組み

防風通聖散には18種類の生薬が配合されています。防風、オウゴン、大黄、芒硝、麻黄、石膏、白朮、荊芥、連翹、桔梗、山梔子、芍薬、当帰、センキュウ、薄荷、滑石、生姜、甘草です。このうちキモになる働きをするのが麻黄と甘草・荊芥・連翹です。

まず麻黄に含まれるエフェドリンが交感神経からノルエピネフリンという成分を分泌させます。ノルエピネフリンは褐色脂肪細胞と結びつき全身の代謝を促進させます。さらにノルエピネフリンは白色脂肪細胞とも結びつき、こちらは脂肪の燃焼を促進させます。

甘草・荊芥・連翹は、麻黄による上記の効果を持続させる働きがあります。

つまり防風通聖散とは体内の脂肪を燃焼させることで痩せるという漢方薬なのです。

代謝が上がり体重が減ることは実証されている

防風通聖散を服用した患者と服用していない患者に、500kcal/日の減食と5000歩/日の運動を24週間にわたって行い比較した実験データがあります。

24週後、防風通聖散を服用した患者は代謝の数値は明らかに高く体重も5kg程度の現象が見られました。防風通聖散を服用していない患者は代謝はほぼ変わらず体重も1kg程度の減少にとどまりました。

参考:医学のあゆみ,202:1005-1009,2002

便の量も増える

防風通聖散を服用することで代謝が上がり脂肪は燃焼しますが、同時に便の量も増えます。さらに便の中に含まれる脂肪分も1.5倍程度に増えるようです。これは消化器からの脂肪の吸収が阻害されることが原因と考えられます。

防風通聖散の副作用

ここまで読んで「防風通聖散は、これまで試したダイエット食品と比べても効果がありそう!」と飛びつきたくなっている方もいるかもしれません。しかし、防風通聖散には副作用の可能性があることも認識しておいたほうがいいでしょう。

具体的には下痢や食欲不振、胃の不快感、腹痛など消化器に関わるものがあります。また皮膚に発疹や湿疹が出たり、重度のケースだと肝機能障害や間質性肺炎など深刻な疾病が発生します。

ですので、あなたの太り方のタイプによっては安易な肥満薬として防風通聖散を選んではいけません。あくまでメタボ体型、堅太りの方向け「実証向け」の肥満薬であり、そうでないなら使用は控えなければならないのです。

防風通聖散が効かない肥満のタイプ

防風通聖散が効かないばかりか前述のように副作用の危険性がある場合もあるので、自分のタイプの判断は慎重になる必要があります。服用しておかしいと感じたらすぐに中止しましょう。

実証気味の肥満の方でも、防風通聖散ではなく「大柴胡湯」という薬の方が聞く場合があります。この場合は、みぞおちへの圧迫感や肩こりや耳鳴りが同時にあるのが特徴です。大柴胡湯は代謝を上げ血糖値や中性脂肪を抑制します。

さらに虚証の肥満もあります。このタイプの肥満に防風通聖散は全く向いていません。具体的には水太り体質、色白でむくんでいる方が虚証の肥満と言えます。防己黄耆湯を服用しましょう。このタイプの肥満の方は体力がないケースも多いですが、防己黄耆湯を服用したことで、無理な運動をしなくても血糖値と血中コレステロールを下げられる可能性があります。

防風通聖散はアンラビリゴールドがNo.1

さて、何度も当サイトでご紹介している通り防風通聖散はアンラビリゴールドが一番おすすめです。アンラビリゴールドは漢方薬の専門メーカーである阪本漢方製薬が製造販売しています。

おすすめの理由としては、錠剤に配合されてる生薬の量が他の大手他社メーカーの防風通聖散と同等ということ。1日に摂取する生薬の総量は約27.2gで、これは摂取できる量としては最大クラスです。

さらに1回に服用する錠剤の量が少なければ少ないほど飲みやすいということにもなります。アンラビリゴールドは1回4錠ですのでこれは最も少ない数になります。

最後にコストパフォーマンスですが、他社製品が1日あたり130〜231円程度かかる計算になるのに対して、アンラビリゴールドは1日あたり133円で服用できる計算になります。

各社の防風通聖散で配合されている内容が完全に同じではありませんので、全ての人にアンラビリゴールドが最適というわけでもないでしょう。ただし、これから防風通聖散を服用してみようという人にとっては一つの基準になる薬と言えます。

アンラビリゴールドは国内で生産されているので安心

漢方というと中国を中心としたアジア地域で原料を調達しているイメージがあると思います。今大手の製薬会社は原料の調達だけでなく、原材料の精製も海外の工場で行うケースが多いです。

なんとなく中国やアジアというと安全性に不安を感じる方もいるでしょう。ましてや生薬ともなると海外で精製した原材料をそこまで信頼できないというのはもっともです。

しかしアンラビリゴールドを製造販売している阪本漢方製薬は、全ての製造を国内で行なっています。つまり原料のチェックや品質管理も国内の自社工場が担当しているということ。そうなると安全性はお墨付きですし、品質が良いのも納得できます。

防風通聖散を服用するならアンラビリゴールド

防風通聖散は注意点も多い漢方薬ですが、用法用量を守れば肥満に高い効果を発揮してくれます。まずはアンラビリゴールドを試してみて、合うか合わないか判断しましょう!


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香川県観音寺市の創業100年になる福田薬局の三代目薬剤師。 ドラッグストア業界に30年従事、チェーンドラッグと日々戦い続ける毎日をおくる。2013年よりEC事業にも本格参入。2店舗の実店舗と7店舗のネットショップを運営。 ランチェスター戦略が大好きなミドルエイジ!