アレグラFXとアレジオン20の効果や眠気の出やすさの違いは?

今では普通に買えるアレグラFXアレジオン20ですが、もともとは「アレグラ錠60mg」「アレジオン錠20mg」という名前で病院で処方されていたお薬でした。スイッチOTC化され、さらに両方とも第1類医薬品が第2類医薬品に変更になり、セルフで手軽に買えるようになったのです。でもこの2つを比べた場合、効果が高いのはどっち?眠気が出にくいのはどっち?自由に買えるようになった一方でこのような質問が後を絶ちません。ということで、ここではアレグラFXとアレジオン20の効果などの違いについてご説明していきます。

アレグラFXとアレジオン20の効果や飲み方

まずはこの2つのお薬の簡単な特徴をそれぞれ説明していきますね。

アレグラFXの特徴

アレグラFXと言えばあの紫色のパッケージが特徴的な商品ですね。医療用のお薬でジェネリック医薬品も出ていますし、市販でもさまざまなメーカーがフェキソフェナジンの入ったお薬を販売しています。実は医師が処方している花粉症のお薬のうち約33%がこのフェキソフェナジンが含まれたものなんですよ。花粉症のお薬の中では最も処方頻度の高いお薬なのです。そのためアレグラFXの指名買いをする方はかなり多くいらっしゃいます。それくらい花粉症市場に根付いている商品でもあるんですね。ちなみに最近では、アレグラFXジュニアという小中学生用のものも要指導医薬品として発売されましたよ。こちらは実際にお薬を飲まれるご本人様のご来店が必要ですので注意してくださいね。

・成分名
フェキソフェナジン塩酸塩 120mg(1日量)

・効能・効果
花粉、ハウスダストなどによるくしゃみ、鼻水、鼻づまり症状の緩和。

・飲み方
15歳以上の方が飲めるお薬です。
1日2回、朝と夜に飲んでください。

アレジオン20の特徴

アレジオン20は青色のパッケージの商品ですね。アレジオン20のジェネリック医薬品も出ています。1日1回飲むだけで済むので毎日飲み続けるのが非常に楽なお薬です。夜寝る前に飲むことで朝起きた瞬間に襲ってくる花粉症の症状、モーニングアタックを防ぐことができます。1日1回で効果が出て楽チンだからアレジオン20を毎年飲んでいます、という方も結構いますね。

・成分名
エピナスチン塩酸塩 20mg(1日量)

・効能・効果
花粉、ハウスダストなどによるくしゃみ、鼻水、鼻づまり症状の緩和。

・飲み方

15歳以上の方が飲めるお薬です。
1日回、寝る前に飲んでください。

アレグラFXとアレジオン20の違い

上の特徴を見る限りだとアレグラFXとアレジオン20の違いは「成分名」と「飲み方」くらいしかありませんね。効能・効果はどちらも同じです。しかし、実はまだまだ違いがあるのです。皆さんが気になるこの2つのお薬、アレグラFXとアレジオン20の違いについて説明していきますね。

①効果が強いのはどっち?

この質問は良く聞かれますね。とってもつらい花粉症の症状が治まるならとにかく効果がある方を、と考える方は少なくありません。アレグラFXとアレジオン20を比べると実は効果が強いのはアレジオン20の方なのです。強いと言っても大差があるわけではなく「どちらかと言うとアレジオン20の方が高いかな。」くらいな程度です。もちろん、体質差もあるので私はアレグラFXの方が効くよ、という方もいます。

②眠気が出にくいのはどっち?

アレグラFXとアレジオン20のどちらも「眠気が出にくい」のを売りにしている商品ですが、どちらの方がより眠気が出にくいのでしょうか。答えはアレグラFXです。アレグラFXの添付文書には眠気という記載がないのですが、アレジオン20の添付文書にはしっかりと眠気に関する注意が書かれているんです。もちろんこちらも体質差があります。

 

③口の渇きはどちらが出にくい?

花粉症のお薬によってはものすごく口が渇いてつらい思いをするものもありますよね。効果も眠気も気にしないから口が渇きにくいお薬が欲しいんですという方も良く来られます。アレグラFXとアレジオン20のどちらも口の渇きはかなり出にくいので、「どちらもあまり変わらない。」という答えになります。ただ、ものすごく厳密な話をするとアレジオン20の方が口が渇くという報告は少ないです。

最後に

アレグラFXとアレジオン20の違いは分かっていただけましたでしょうか。お薬のパッケージを見ただけでは分からないこともたくさんあるんですよね。効果の高いものが良いのか、眠気が出にくいものが良いのか、花粉症のお薬の求めていることは人それぞれです。自分に合ったものを選ぶことが大切です。

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三雲 理麻

大手チェーンドラッグ・調剤薬局に勤務経験があり、市販薬にも医療用医薬品にも精通。また、薬剤師以外にも「漢字好き」が高じて漢字検定準一級資格も取得。「 専門分野の難しい内容を分かりやすく!」がモットーで日々情報収集を怠らない。医薬品・健康食品・化粧品の配合成分の説明ならお任せ下さい!