今年もまたワセリンのリップやクリームなどの新商品が発売され、いまだ人気の衰えを感じませんね。
今日は、いまさらながらワセリンの事を少し取り上げてお話したいと思います。
ワセリンは石油を原料に製造され、純度の違いで黄色ワセリン⇒白色ワセリンなどに分類されます。
現在、流通しているほとんどの商品が、白色ワセリンです。医薬品や化粧品の基剤なんかにも使われます。
より純度が高いプロペトやサンホワイトは、眼軟膏の基剤にも使われています。サンホワイトは、めちゃめちゃ高いですけど・・・(´・ω・`)
前置きはさておき、ワセリンとは、何か?ってことですが、ずばり、「油」です。油分だっぷりなので塗るとべたべたするわけです。
油分であり水分ではありませんので、水分が十分に補われてない状態のお肌にワセリンでふたをしたとしても皮膚は砂漠のままです。
油でふたをしてしまうと、外からは水分を取り込むことが難しくなります。ワセリンを塗っても、ベタベタするだけで、しっとりはしない場合が多いのです。
またお顔に使用する場合、油分ですから「油焼け」を起こす可能性も否定できません。目玉焼き状態??でしょうか??
他にも、洗い流す際にベタつきが気になって過剰に皮膚をこすってしまったりという方も結構多く見受けられます。
繰り返しますが、ワセリンには、水分を補う作用はありません。皮膚を保護してくれるのがメインの働きです。
万能薬と思わず、自分のお肌の状態にあわせて使用することが推奨されます。ご自分のお肌の状態を知っておくことは大事だと思います。
資生堂やカネボウなどの化粧品メーカーは肌診断の測定器を持ってますので怖がらずに一度、測定してみてくださいね(笑)
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