みなさんはシミ・そばかす用のビタミン剤を買うとき、どのような基準で選んでいますか?まさかCMのイメージやパッケージだけで選んでいませんよね?もしそのようにして選んでいるようでしたら「ミヤコホワイト」という商品を知らないかもしれません。ミヤコホワイトはハイチオールCプラスと似たようなビタミン剤ですが、お値段はほぼ同じなのに配合されているビタミンCの量が倍も違います。2倍の量が入っているんです。
倍も違うと知っていたらミヤコホワイトを買っていたのに!と思う方がいるかもしれません。お薬を買うときは中身の成分を見るのがとにかく大事。ここでは成分を見ないでお薬を買うと損するよ!ということ、そしてミヤコホワイトはこんなに凄いんだよということをお伝えしていきます。
1.イメージだけでお薬を選んでいてはもったいない
実は…というほどでもありませんが、ドラッグストアでお薬を買われる方の多くが商品の“イメージ”だけで買われています。シミ・そばかす用のビタミン剤だったらハイチオールCプラス、風邪薬だったらパブロン、水虫ならブテナロック、肩こりや疲労ならアリナミン。
確かに飲み慣れたお薬の方が安心でしょう。「病は気から」の逆パターンで、「このお薬じゃなきゃ治らない」と思い込んで他のお薬に見向きもしない方もおられます。そのような方に無理に他のお薬をオススメするというようなことはしません。ただ、もったいないのです。もっと他に合うお薬があるはずなのに、その存在に気づいていないのです。ぜひ、選択肢をもっと広げていただきたい!
私たちだけでなく、ドラッグストアで働いている薬剤師や登録販売者などのほとんどのスタッフがそう思っていることかと思います。
2.同じシミ・そばかす用のお薬でも成分量が全く違う!
「ミヤコホワイト」というビタミン剤をご存知ですか?シミ・そばかす用のビタミン剤です。シミ・そばかす用のものと言えば他にハイチオールCプラスプラスやトランシーノホワイトCクリアなどがあります。もし、私がこの中でどれか1つを買うとしたら迷わずにミヤコホワイトを選びます。決め手はビタミンCの量、そして1日の服用回数です。分かりやすくミヤコホワイトと他のビタミン剤との成分を比較してみましょう。
商品名 | ミヤコホワイト | ハイチオールCプラス | トランシーノホワイトCクリア |
服用回数 | 1日2回 | 1日3回 | 1日2回 |
内容量 | 30日分 | 30日分 | 30日分 |
L-システイン | 240mg | 240mg | 240mg |
アスコルビン酸 | 1,000mg | 500mg | 1,000mg |
リボフラビン | 6mg | – | 6mg |
塩酸ピリドキシン | 12mg | – | 12mg |
コハク酸d-α-トコフェロール | 50mg | – | 50mg |
パントテン酸カルシウム | – | 24mg | – |
見てもらうと分かりますがミヤコホワイトはトランシーノホワイトCクリアと全く同じ処方内容なんです。トランシーノホワイトCクリアはシミ・そばかす用のビタミン剤の中ではちょっと高級なライン。他のものよりも1,000円くらいお値段が高いのです。
そんなお高いお薬トランシーノホワイトCクリアとミヤコホワイトが全く同じ処方!しかもお値段はミヤコホワイトの方が断然安い。人気のハイチオールCプラスと比べてもビタミンCの量は2倍、服用回数は少なくて済むし、他のビタミンもいくつか配合。
ミヤコホワイトとハイチオールCプラスはほとんどお値段が同じなのに入っている成分は圧倒的ミヤコホワイトの方が優れています。
・安い
・服用回数が2回で済む
・ビタミンCが1,000mg配合
・配合成分が多い
総合的に見るとミヤコホワイトがとってもお得なんです。イメージだけでお薬を買っていたらこのような良い商品と出会うチャンスが一気に減ってしまいます。正直、もったいないです。
3.ミヤコホワイトの効果・特徴
トランシーノホワイトCクリアと同スペックで値段が1,000円近く安く、ハイチオールCプラスよりもビタミンCが2倍も含まれているミヤコホワイト。もう少し詳しく見てみましょう。
3-1.ミヤコホワイトの効果
ミヤコホワイトがシミ・そばかすにどのように働いてくれるのでしょうか。成分ごとに解説していきます。
〈L-システイン〉
メラニンが作られるのを抑えます。さらにメラニン色素の排出を促す働きもあるためシミ・そばかすを予防しながら、できてしまったメラニン色素を外に出してくれます。L-システイン二日酔いの原因物質であるアセトアルデヒドを分解して排出する働きも持っている成分です。
〈アスコルビン酸〉
いわゆるビタミンCのことです。シミ・そばかす用のお薬以外に風邪薬などにも配合されています。
・コラーゲンの生成を促進
・メラニン色素の生成を抑制
・毛細血管を丈夫にする
主にこのような働きを持っています。シミ・そばかす用のビタミン剤には必ず配合されている成分です。メラニン色素の生成を抑制するだけでなく、コラーゲンの生成まで手助けしてくれる美容には欠かせない成分です。
〈リボフラビン〉
リボフラビンはビタミンB2のことです。滋養強壮剤などに良く配合されていますね。肌を白くするというよりは肌荒れを改善していく働きに優れています。リボフラビンは体の中で多くの代謝に関わっており、肌の新陳代謝を良くしてくれるビタミンです。
〈塩酸ピリドキシン〉
塩酸ピリドキシンはビタミンB6のことです。こちらも肌荒れ対策用のビタミン剤に良く含まれています。体の中では補酵素としてあらゆるところで働き、皮膚や粘膜の健康維持に働いてくれるビタミンです。
〈コハク酸d-α-トコフェロール〉
何だか難しい名前ですがビタミンEのことです。滋養強壮剤や湿布薬などにも配合されていますね。血行を良くしてくれる働きがあることで有名です。また、抗酸化作用も持っているので肌老化を防ぐ働きも持っています。
3-2.ミヤコホワイトの特徴
成分を見てみるとミヤコホワイトはシミ・そばかすだけでなく、肌の新陳代謝を活発にしてくれるビタミンも配合されていることが分かります。メラニン色素に働くだけでなく、肌の代謝も良くして白い肌へと導いてくれるんですね。ちなみにハイチオールCプラスにはリボフラビンや塩酸ピリドキシン、コハク酸d-α-トコフェロールの成分は入っていません。入っていないのにお値段はほとんど同じ。でも効果はミヤコホワイトの方が高い。やっぱりミヤコホワイトを選びたくなりますね。
それに1日2回の服用で済むのも高いポイント。お昼ってどうしても飲むのを忘れてしまいませんか?仕事だったり学校だったりでなかなか飲めないのです。実際にお昼にどうしても飲み忘れてしまうというお客様の声を何度も聞きました。飲み忘れるのは私だけじゃないのねと少し安心。飲み忘れるとその分シミ・そばかすへの効果も少なくなってしまうので、やっぱり朝と夜だけ飲めばいい1日2回タイプのものは重宝します。
4.まとめ:値段を見ても成分を見てもミヤコホワイト
有名なメーカーのもの、使い慣れているものを選びたくなる気持ちは非常に良く分かります。安心感がありますからね。ただ、薬のパッケージを良く確認せずに買ってしまうともっと自分に合うお薬があるのにそれに気がつくことができません。
良く見ないとビタミンCがハイチオールCプラスの2倍も入っているミヤコホワイトにも気がつけないでしょう。今回、ミヤコホワイトとハイチオールCプラス、トランシーノホワイトCクリアの3つの商品を比較してみました。こうやって比較してみるとイメージだけ、パッケージだけで選ぶのが必ずしも正解ではないということがお分かりいただけたかと思います。
値段と成分、服用回数を見てもミヤコホワイトは抜群にスペックの高いビタミン剤です。シミ・そばかす用のビタミン剤で何かいいものがないか探されている方はぜひミヤコホワイトをおすすめします。
三雲 理麻
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